香住海岸の東部に位置するこの代表的な岩の形は、カエルの形をしていることからかえる島という呼び名で親しまれています。昔は、北前船で航海に出た漁師たちが、無事に香住に帰ってくることを祈願したと言われていて、今では無くしたものが返ってくるとか、自分の性格を変えるとか、自分自身で変えたいという願いを叶えようと訪れるようです。
他にも近くにある遊覧船で無人島で島遊びというのがファミリー層に人気になっていて、柴山ビーチの右側にいくと遊覧船乗り場があります。朝の8時ぐらいから16時まで、約20分間隔で運行しているので、遊覧船の時間を調べてから出発しないといけないということはなく、好きな時間に家を出て好きな時に乗っていける気楽さがあります。テントと古いタイプの和式トイレなどは無人島にもありますので、トイレについては心配はいりませんが、水や飲料については売店やコンビニは確実にありませんから、そういった飲食物についてはあらかじめ用意していくのが大切です。
海での遊ぶ方法としては、シュノーケルがあると美しい海を堪能できることは間違いありません。確かにいろいろ不便な点はありますが、思う存分自然のなかで楽しむ事ができる場所というのは、普段生活しているところでは意外とありません。その点無人島であれば、大声で歌っても誰の迷惑にもなりませんし、仮に不便を感じるようであれば20分間隔で動いている遊覧船で戻って、必要なものを買い揃えてもう一度生き直すことも出来ます。
他にも概要で紹介しているものの中に、有名な香住ガニといって蟹が取れるところで有名です。この香住ガニというのは香住で水揚げされた紅ズワイガニのことで、関西では香住だけで水揚げされているようですので、このカニを目当てに観光に来る人も多くいます。
松葉蟹や香住の港で水揚げされた生きたままのイカをそのまま姿造りにしたものなども評判が良くて、刺身に関しては美しくて透き通っていて、コリコリとした歯応えがある食感の後に、口の中にじっくりと広がる甘味が絶妙だという口コミもあります。魚介類が豊富に水揚げされるところなので、古くから水産加工業も盛んに行われているので、それぞれの魚の持ち味を活かした加工食品なども豊富に揃っているので、お土産にも喜ばれるものがたくさんあります。かえる島で願いを込めて何かお願いして無人島を満喫するコースは、体をリフレッシュするだけでなく十分に楽しめるはずです。