かすみ朝市センターは、兵庫県美方郡香美町にある海産物直売センターです。山陰地方随一の規模を誇るセンターで、に13店舗の店が集まっているのがひとつの特徴です。東港のすぐ横にあり、海から水揚げされた新鮮な魚介類製品、シーフード食品がリーズナブルな価格で手に入れられる、おいしいご当地グルメが味わえると、観光客から非常に人気を集めています。購入した魚は持ち帰りだけではなく、直送便で家まで送ることができ、おいしさそのままに家まで届けられるので、まとめてたくさんの量を購入していく人も多く見られます。塩漬けや欲しいものなどの水産加工品も豊富に揃っています。

11月を過ぎると冬の味覚の王者として有名な松葉ガニの漁が解禁されます。香住では船から水揚げしたカニを大きさや重さ、色や形などでランクをつけています。そのランクは80から100人ものぼり、プロが選別をしてセリ市にかけます。この仕事は確かで細やかな作業であり、カニの本場香住を支えている存在とも言えます。町内の様々な宿泊施設や飲食店などでは、様々な松葉ガニ料理を食べることができ、全国発送などもされます。
このかすみ朝市センターでは、様々な特産品を購入することができるでしょう。日本海の冬の味覚といえば松葉ガニですが、このエリアならではのおすすめとされるカニが香住ガニです。関西では香住漁港だけで水揚げされる紅ズワイガニのことを香住ガニと呼んでいます。養分が豊富な海洋深層水で育っていて、身が詰まっていて甘みが強く、みずみずしいのが特徴です。茹で蟹を始めとし、鍋や焼きガニ、刺身など、様々な調理法で味わうことができるでしょう。松葉ガニと比べると料金も9月から翌年5月と比較的長いのが特徴で、収穫方も餌を入れたカゴを海底に沈める方法となっています。香住ガニは生息域が800から1500メートルと非常に深い場所であり、底引き網が届かないのでこのような方法がとられています。漁獲量も松葉蟹より多いことから、比較的リーズナブルな価格で提供されるのも嬉しい特徴と言えるでしょう。9月中旬になると毎年歴史ある香住ガニまつりも行われ、多くの観光客で賑わっています。そして活きいかも人気の特産品の一つです。特に香住の港で水揚げされた生きたままのイカをそのまま姿造りにして食べるのが一番の人気です。刺身は美しく透きとおっていて、コリコリとした心地よい食感の後に、噛めば噛むほど旨みが増してくるのが分かるでしょう。その他にも但馬牛や梨、米地味噌など様々な特産品を購入することができます。海を臨むロケーションもよいので、ぜひとも足を運んでみるとよいでしょう。